JDBAでは、競技スポーツして広く認知され一層発展することを念頭に置き、日本体育協会への正式加盟が実現しました。
その一環として、指導者制度の抜本的な見直しを進めます。
指導者としての理念や心構え、正しい知識や技能を習得するとともに、ドッジボールを普及する役割を担うことで地域社会において信頼される指導者を養成します。
運動部指導者による体罰事案が問題になっていることに鑑み、ドッジボールにかかわるすべての皆様にお伝えします。
日本ドッジボール協会は設立以来一貫して、「自主性・自己責任・向上心」の3本柱を掲げ、選手一人一人が自ら考え自ら行動することができるよう、選手の気持ちなどを最大限尊重した指導を行うようお願いをしているところであります。
選手への指導に関し、体罰(程度にかかわらず暴力行為、暴言)による指導を排除することをすべての指導者に強く望みます。
それと同時に、指導者の皆様が日々抱えている問題を把握し、協会全体として指導力の資質向上を図る方策を進めます。
2013年度より指導委員会を新設し、「公認指導員制度」を2014年度にスタートいたします。これは、協会理念、指導者としての資質、知識、技能について包括的に研修し、優れた指導者を養成する制度です。
ドッジボール指導者が地域社会で活躍し信頼され、チームの発展と競技の普及振興にもつながることを願い、JDBAは様々な施策を実行して参ります。ご理解ご協力を宜しくお願い申し上げます。
2018年1月8日
一般財団法人日本ドッジボール協会
一般財団法人日本ドッジボール協会が加盟する公益財団法人日本スポーツ協会では、2013年に暴力行為根絶宣言を採択いたしました。
当協会もこの宣言に則り、暴力行為を伴う指導の排除に向けた取り組みを行ってまいります。
ドッジボールに携わる方すべての方に、指導者としての理念、心構え、知識や技能を取得していただきたいと考えております。
この制度により、指導者としての能力の底上げをし、スポーツとして成長し、ドッジボール全体のレベルアップが図られていると確信しています。
2024年度より、日本協会主催大会、及びその予選においては、チーム入りベンチ役員全員が、いずれかの公認指導員資格を所有と、1名は日本スポーツ協会ドッジボールコーチ1(JDBA公認A級指導員)資格を所有している必要があります。
小学生D-2、D-3を含むその他のカテゴリーについては、ドッジボール経験者、スポーツ指導経験者のみならず、それ以外の方もおられることから、指導者資格を取得していただくことが望ましいと考えております。
2022年度まで「共通科目Ⅰ」履修用に、NHK学園などオンライン講座がありましたが、その講座が終了し、2023年5月15日よりJSPO直轄でコーチングアシスタント養成講習会、共通科目Ⅰ講習会、がスタートします。
「ドッジボールコーチ1」取得にあたり、JSPOで指導者用の基礎学習としての「共通科目Ⅰ」の履修は必要のため、コーチングアシスタントの活動予定がない指導者は、コーチングアシスタント資格登録不要の『共通科目Ⅰ講習会』の受講をお申込みください。
申込方法、受講方法は、以下のPDFを参考にしてください。
日本ドッジボール協会はJSPOの掲げる「自らが常に学び続ける指導者」の育成に向けた情報発信に努めます。
2023年5月16日指導委員会
今後、指導者に関する取得資格は、日本スポーツ協会の水準に合わせるよう、指導者本人だけでなく、チーム全体で育成計画を話し合って頂くようお願い致します。
日本協会としての公認指導員制度導入に向けた考え方をまとめております。
競技人口が減少し、登録チーム数が減っている現状があります。狭義の『競技人口』を全国大会の出場権を競うD-1・D-1Gに限られてしまうかもしれませんが、本来の競技団体として目指す競技人口分布は初心者に近くなるほど多くなると考えています。
競技性を追及しないD-2カテゴリーや、低学年のジュニアカテゴリー・幼児カテゴリーのドッジボールへの入り口としてボールに親しんでもらうD-3カテ ゴリーをしっかりと拡充させることで、活動人口全体とした場合の減少を抑えることを目指す方向へと方針転換を図っていけるよう、日本協会としても加盟団体 のみなさまと連携を図っていきたいと考えています。
そこで、D-1・D-1Gについてはあくまでも競技スポーツとしての発展を考えています。年々競技レベルが向上している中で、初心者と経験者の差はさらに広がることが予想されます。
この状況で、指導者が個々の環境や経験則に捉われた指導のみに頼る事は危険であり、また、子どもの成長ペースや興味の移り変わりは個人ごとに違い、小学 校で は目立たない子や、ドッジボールに関心が薄い子もいる中、やはり共通の認定講習を行い、多くの方に資格を取得して頂くことは必要と考えます。
また、現在は小学校時代の経験者が指導者となるケースが増えてきています。一方で、小学校時代は未経験の方が興味を持ったとしても、この年代を対象とした指導者教育が不足していてはそれ以上のドッジボール人口の増加を見込めません。
教育者やスポーツ指導員の他、上記経験者・父兄のみなさんが公認指導者として他のスポーツとの共通点を学び、また運動機能を正しく理解する方を増やすこと で、かつて他の競技に打ち込んできた方や、スポーツに興味を持ち始める時期が遅かった方など、スポーツ及びドッジボールの経験が薄いまま卒業した指導者と なる方への対応の改善を目指します。
現在、最も競技者が多いカテゴリーはやはり小学生のD-1カテゴリーですので、当面はそこが重点カテゴリーとなります。
競技性を追及するD-1チームの指導者として当然、高度な知識や指導者としての心構えが必要であり、研修はやはり必要であると考えているため、指導者としての資格の必要性を訴求してまいります。
一方で、D-1(D-1G)とD-2等のカテゴリーのすみわけにおいて、生涯スポーツとして一貫性を持たせるにはその他のカテゴリーへも範囲を拡大して いかねばならないと考えていますし、中高生、一般における指導者としてどうあるべきかということも日本協会として考えていかねばなりません。
また、D-1(D-1G)とD-2カテゴリーのレベルやチームのすみわけによって、カテゴリーや大会を整備・拡充することで、D-1またはD-2でそれ ぞれ同レベルの競技力の中で、ドッジボールを誰もが楽しむことができる環境を作り上げることができると考えます。
他競技における指導者資格(体協認定等)保持であれば、ドッジボール専門科目を受講していただくだけでJDBAの指導員資格を有することも可能となるよう制度設計中です。