日本ドッジボール協会では、北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州ブロック、と日本を9つのブロックに分けて、普及活動を行っています。
地域ごとの特色や工夫を凝らした普及活動をお知らせする場として、普及委員会ではHPを活用していきます。
それでは、まず、北信越ブロック新潟県ドッジボール協会から紹介いたします。
チームの窮地を救った8人制大会
~新潟県ドッジボール協会のチャレンジ~
新潟県協会では10年ほど前から、12人揃わない、存続が危うい、というチームが、新入部員勧誘を懸命に行いながら、復活をめざして練習を頑張っているのを確認していました。
そこで新潟県協会では、以前から実施していたD-2・D-3カテゴリーで、人数を8人~10人、内野人数でなくアタック数による勝敗決めを導入しましたが、JDBAルールの良さがなかなか発揮できない状態でした。
次に、3人以上8人以下でJDBAルールを用いて大会を実施しました。結果、8人以下にしたことで、低学年でも参加しやすくなりました。人数を多く抱えるチームには2つに分けてもらい、普段レギュラーではない選手にも活躍の機会が増えました。ボールに触れる機会が増え、接戦が増え、コートに出られる機会も増え、会場に来ていた子どものほぼ全員がコートに立つこともできたのです。
その結果、直近の大会では、選手減から活動機会が減っていたチームが復活、また、新しく立ち上げたチームが参加と、一時の危機的状態を乗り越え、現在はD-1カテゴリー13チーム、D-3カテゴリー11チーム活動中です。この取り組みをご参考にしていただけたら幸いです。
(新潟県ドッジボール協会 理事長 長谷川智)